米国の非営利団体「Jazz Foundation of America(以下、JFA)」は、現地時間7月25日(土)午前9時(日本時間:7月25日午後10時)から、アフリカ系アメリカ人たちの音楽の歴史を伝える、16時間におよぶライブ配信『Red White Black & Blues』を配信する。
1989年に創立したJFAは、ジャズ、ブルース、R&Bなどに関わるミュージシャンたちを30年以上にわたって支援してきた非営利団体。当日は、アレサ・フランクリンやビル・ウィザース、オーティス・レディングやビリー・ホリデーといった往年のスターたち、アリシア・キーズ、ビヨンセ、シャーデー、ケンドリック・ラマー、チャンス・ザ・ラッパーといった現代スターたちのアーカイブ映像が配信されるという。
『Red White Black & Blues』のサイトからEメールやポストコード(郵便番号)を登録することで視聴することができる。また、翌日7月26日(日本時間:7月26日午後10時)からは再放送も予定されているようだ。
「過去90年間でアメリカの黒人アーティストによる最も素晴らしいライブパフォーマンスを特集した」と語るのはJFAの芸術監督のスティーブ・ジョーダン。今回の放送は「アメリカの音楽史は黒人音楽の物語であることを明らかにする」ためだという。
「ジャズ、ブルース、ゴスペルはアフリカ系アメリカ人のアートフォームです。これらはロックンロールの基礎であり、アメリカのポップカルチャーの基盤でもあります。アメリカのポップカルチャーは私たち黒人の最大の輸出品です。音楽の普遍的な言葉は否定できず、間違いがなく、止めることはできません」