1950年代からディジー・ガレスピーやローランド・カーク、リー・モーガンなどと共演していた、米ジャズドラマーのチャーリー・パーシップが8月23日、ニューヨークの病院で死去した。91歳だった。死因は明らかにされていない。
1929年ニュージャージー州生まれ。50年代にビバップの創始者と呼ばれるディジー・ガレスピーと活動を共にし、ソニー・ロリンズ、ソニー・スティットが参加した「ソニー・サイド・アップ(Sonny Side Up)」のほか、ガレスピーとスタン・ゲッツが共演した「ディズ&ゲッツ(Diz & Getz)」などで演奏を残した。
61年にはロン・カーター、フレディ・ハバードが参加した初のリーダー作「チャーリー・パーシップ・アンド・ザ・ジャズ・ステイツメン(Charles Persip and the Jazz Statesmen)」を発表。81年にもゲイリー・スマリアンやジャック・ウォラスらが参加したビッグバンドのリーダー作なども手掛けた。
ダイナ・ワシントン、ランディ・ウエストン、ギル・エヴァンス、ハンク・モブレー、レッド・ガーランド、ベニー・ゴルソン、フィル・ウッズなど数多くのミュージシャンの作品にも参加。次世代のミュージシャン育成にも尽力した。