9月3日、米音楽賞「グラミー賞」を主催する「レコーディング・アカデミー(以下:RA) 」は、音楽コミュニティにおける黒人たちの後押しを目的とした共同体「Black Music Collective」の発足を発表した。
このプロジェクトは、今年初めにRAが発表した多様性を主導する動きのひとつで、「RAと音楽コミュニティの中での黒人の声の増幅」という共通の目的のためにスタート。
名誉委員長は、音楽ビジネス界の黒人リーダーたちで構成され、クインシー・ジョーンズ、ジミー・ジャム、ジョン・レジェンドをはじめ、ユニバーサル・ミュージックのジェフリー・ハールストン、エピック・レコードの会長兼CEOのシルヴィア・ローヌ、テレビ局「BET」の会長兼最高経営責任者を務めたデブラ・L・リーなどが名を連ねている。
この共同体は、「すべてのジャンルにおけるブラック・ミュージックの新しいチャンスや、より多くの表現を推進する方法を、メンバー同士がオープンに話す場」とし、RA会長兼CEOのハービー・メイソン Jr.は以下のように述べている。
「この集まりはレコーディング・アカデミーを新時代へと導くために必要なのです。ブラック・ミュージックのクリエイターたちのためにオープンなスペースを作ることは、メンバー全体にも利益をもたらすのです」
As part of our commitment to evolve hand-in-hand with membership, Black Music Collective will serve as a space for members to speak openly about new and emerging opportunities in Black music across all genres and identify ways to drive more representation.https://t.co/vfPgLNRQol
— Recording Academy / GRAMMYs (@RecordingAcad) September 3, 2020