英国議会は、SpotifyやApple Music、Amazon Music、Google Playなどをはじめとしたストリーミング・サービスのロイヤリティの行方を調査する旨を発表した。
この取り組みは、アーティストに対して公平なロイヤリティの分配がなされているかの調査を目的に発足。英「Digital, Culture, Media and Sport Committee」のジュリアン・ナイト氏は、拡大するストリーミング市場において「まだ名の知れていない才能ある若者を犠牲にできない」と発言。
発表によると、英国における昨年の音楽ストリーミングは、1140億回の再生数で10億ポンド以上(約1380億円)の収益をもたらしたが、アーティストに支払われたのは、そのうちのわずか13%だったという。
英国議会のウェブサイトでは、11月16日を目処にエビデンスの公募を実施。調査は、ストリーミング・プラットフォーム、レコード・レーベル、アーティスト、専門家からの意見をもとに、11月から開始するという。
Streaming has changed the music industry – but do the economics of music streaming work for everyone?
We’re launching an inquiry into the economics of music streaming today and want to hear from you.
Find out more and submit evidence here: https://t.co/tj3lUEVnZ2 pic.twitter.com/7fov9s99of
— Digital, Culture, Media and Sport Committee (@CommonsDCMS) October 15, 2020