ARBAN

キース・ジャレットが2度の脳卒中で復帰困難に

キース・ジャレットの写真

ピアニストのキース・ジャレットが2度の脳卒中を起こし、音楽活動の復帰が困難な状況にあることを米『ニューヨークタイムズ』紙が報じている。

同紙によると、キースは、2018年2月と5月に脳卒中を起こし、左半身が麻痺。「当初は深刻さを理解していないかった」というキースは、症状が現れたのちに病院に運ばれ、徐々に回復し退院するも、自宅で症状が再発。その後、看護施設に入院していたという。

「私の左半身はまだ部分的に麻痺している。杖をついて歩くことはできるが、それにも1年以上かかった」と語っており、最近になって自宅のスタジオで慣れ親しんだビバップの演奏を試みたが「それらを忘れてしまっている」ことに気づいたという。

2017年2月15日の米「カーネギーホール」でのコンサート以降、一切公演をおこなっていなかったキース。その後、同地でのソロ・コンサートも予定されていたが、すべてキャンセルされていた。

■関連記事
【キース・ジャレット】現代最高峰のピアノ・トリオが挑んだジャズのルーツ /ライブ盤で聴くモントルー Vol.10

ARBANオリジナルサイトへ
モバイルバージョンを終了