音楽制作ソフト「Live」を提供する Ableton（エイブルトン）社は、最新バージョン「Ableton Live 11」を発表。現バージョン「Live 10」から約２年ぶりのバージョンアップで、発売は2021年上旬を予定している。
今回のバージョンアップにより、さまざまな新機能／音源が追加された。Live の代名詞であるライブ・パフォーマンス面では、生演奏のテンポに追従できる「Follow」機能が追加され、生演奏との親和性がより強化された。
レコーディング面では、何テイクも繰り返して録った演奏のうち、良い部分だけを抽出するコンピング機能が搭載されたほか、複数トラックの同時編集も可能となった（オーディオ／MIDI録音両方に対応）。
MIDI機能では、MPE（※）に対応。音源やエフェクト面では、新リバーブ「Hybrid Reverb」や、ビブラートやグリッチ効果を生み出す「Pitchloop89」、 自然界から着想を得た６種のデバイス「Inspired by Nature」といった数々の新デバイスが追加されている。
※ MPE（MIDI Polyphonic Expression）＝2018年2月に「MIDIアソシエーション」によって採用された新たな MIDIの仕様。鍵盤を揺らす、押し込むなどの演奏に対応し、近年の MIDI コントローラーやシンセに搭載されている。
このほかにも、さまざまな機能が追加／アップデート。詳細は、下記 Ableton社の公式ウェブサイトに記載されている。なお、同サイトでは「Ableton Live 10」が期間限定で20%オフになっており、「Live 11」発売時に無料でアップグレードが可能になるという。
Abletonウェブサイト
https://www.ableton.com/ja/live/