2006年に破産した米タワーレコードが、オンラインストアとして再始動した。
新たに開設されたウェブサイトでは、音楽ソフトの販売をはじめ、オンライン・コンサートなども実施。さらに、同社が発行していた情報誌『Tower Pulse』も同サイト内で復活している。
米テレビ局「ABC 7」によると、タワーレコードは当初、米大型フェス「SXSW」でのポップアップ・ショップ出店を機に再始動する予定だったが、同フェスは新型コロナの影響で中止に。これを受けて、バーチャルで再始動することを選択したのだという。
■米タワーレコード ウェブサイト
https://towerrecords.com/
タワーレコードは、1960年にラス・ソロモンによって米カリフォルニア州サクラメントで創業。大型レコードショップとして世界各国でチェーン展開していたが、親会社の「MTS」は、2006年に「連邦破産法第11条」適用を申請し倒産。米国内にあったすべての店舗が閉店した（日本のタワーレコードは「MTS」から独立していたため、そのまま営業を続けた）。