2021年１月29日より東京・UPLINK吉祥寺、新宿シネマカリテほかにて日本初公開となるSF映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』（1974年制作）。その日本語版・予告編が公開された。
今回の予告編では、1969年にヨーロッパで消息を絶ち宇宙空間を旅していたサン・ラーが、黒人救済のために宇宙船で現われるというシーンが切り取られている。
1993年に死去したサン・ラーは、自らを“土星生まれ”と称した米音楽家／思想家。本作は、そんな彼が脚本、音楽、主演をつとめたSF映画となっている。
あらすじは、“大宇宙議会・銀河間領域の大使”であるサン・ラーが、音楽を燃料に大宇宙を航行する中で、地球とは異なる理想の惑星を発見し、ジャズのソウルパワーによる同位体瞬間移動で黒人たちの移送計画を立てるというもの。
今回上映されるのは、35mmプリントからスキャンした史上初めてのオリジナル画面サイズ（1:1.33）で作られたデジタル素材。過去に海外で出回っていた『サン・ラー編集版』（約64分）に対し、本上映はオリジナルの81分バージョン。オリジナルのフィルムの状態を最大限再現するため、一切レストアはされていないという。
■『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』ウェブサイト
http://sunra.jp/