Spotify（スポティファイ）が2020年の年間ランキングを発表─１位アルバムは33億再生を記録

音楽ストリーミングサービス Spotify（スポティファイ）が、2020年の音楽シーンを振り返るランキングを発表（集計期間は2020年１月１日～11月27日）。

Spotify 世界のランキング

世界で最も再生されたアーティスト

１位は、83億回以上の再生を記録したプエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニー。彼のアルバム『YHLQMDLG』は 33億再生を記録し「世界で最も再生されたアルバム」でも１位となった。

２位以下はドレイク、J.バルヴィン、Juice WRLD、ザ・ウィークエンドが続き、アーティストトップ５を男性ソロアーティストが占める結果となった。

世界で最も再生されたアーティスト
１．バッド・バニー
２．ドレイク
３．J.バルヴィン
４．Juice WRLD
５．ザ・ウィークエンド

世界で最も再生された楽曲

１位は、ザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」で、約16億の再生回数を記録。続いてトーンズ・アンド・アイの「Dance Monkey」、ロディ・リッチの「The Box」、イマンベックとセイント ジョンによる「Roses （Imanbek Remix）」、デュア・リパの「Don’t Start Now」がランクイン。

世界で最も再生された女性アーティスト

１位は、２年連続でビリー・アイリッシュ。彼女のアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP WHERE DO WE GO』も２年連続で「世界で最も再生されたアルバム」のトップ10にランクイン。２位以下は、テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデ、デュア・リパ、ホールジーと続いている。

Spotify 日本国内のランキング

国内で最も再生されたアーティスト

１位は、Official髭男dism。２位以下はBTS、King Gnu、あいみょん、Mrs. GREEN APPLEとなっている。

国内で最も再生された楽曲

１位は、Official髭男dismの「Pretender」。２位以下は、YOASOBIの「夜に駆ける」、Official髭男dismの「I LOVE…」、King Gnuの「白日」、瑛人の「香水」。

国内で最も再生されたアルバム

１位は、Official髭男dismの『Traveler』で、「最も再生されたアーティスト」「最も再生された楽曲」を含めて３冠を達成。２位以下は、King Gnu『CEREMONY』、Mrs. GREEN APPLEの『Attitude』、Official髭男dismの『エスカパレード』 、米津玄師の『STRAY SHEEP』となっている。

国内バイラルチャート 年間トップ10

「いまSNSで最も話題になっている曲」をSpotifyが独自に指標化した「国内バイラルチャート」では、YOASOBIの「夜に駆ける」が１位で、同曲は「国内で最も♡された楽曲」でも１位となっている。２位は劇場版『鬼滅の刃』の主題歌であるLiSAの「紅蓮華」。

国内でSpotifyからInstagram Storiesで最もシェアされた楽曲

１位は、瑛人の「香水」。２位にランクインしたVaundyと３位の藤井 風は、いずれも新進アーティストをバックアップするSpotifyの「Early Noise」プログラムに選出されたアーティスト。

また Spotify では、オリジナルポッドキャスト番組を今年からスタートしており、特に若年層の間でポッドキャストを日常的に聴く習慣が広がったという。「国内で最も再生されたポッドキャスト」１位は「Hapa英会話 Podcast」。

なお Spotify ユーザーは、自分が“今年最も聴いた楽曲”や”アーティスト”を、Spotify 上か下記特設サイト「あなたの2020年まとめ」で閲覧可能。さらに、今年よく聴いた楽曲を集めた「My Top Song 2020」というプレイリストも作成してくれるという。

■特設サイト「あなたの2020年まとめ」
https://www.spotify.com/wrapped/