発売から40年を経た松原みきのシングル「真夜中のドア Stay With Me」。この楽曲が、Spotifyバイラルチャート「グローバル バイラルトップ50」で急上昇し、トップ3にランクイン(12月2日~3日時点)した。往年の邦楽曲としては、例のない快挙である。
ここ数年、欧米を中心に日本の70年〜80年代シティポップが人気だ。松原みきの「真夜中のドア Stay With Me」もブームとなっており、11月には世界47か国のApple Music J-Popランキングでもトップ10入りを果たした。
こうした現象は、フジテレビ系列「めざましテレビ」(11月27日放送)をはじめ、複数の日本メディアに取り上げられ、国内外のネットニュースでさらに話題に。その結果、Spotifyのグローバル・バイラルチャートで3位に急上昇、世界17か国のローカル・バイラルチャートにもランクインしたと見られている。
また、Apple MusicのJ-Popランキングでもこの2週間で記録を伸ばし、1位を獲得した国は12か国から50か国に。トップ10入りした国は47か国から92か国にそれぞれ増加した。いま世界で「真夜中のドア Stay With Me」旋風が起きている。
「真夜中のドア Stay With Me」
松原みきのデビュー曲。1979年11月にシングルとしてリリースされ、翌年1月21日に発売されたデビューアルバム『POCKET PARK』にも収められた。作詞家は三浦徳子、作編曲家は林哲司。参加ミュージシャンは渋井博(Key)、後藤次利(EB)、林立夫(Dr)、松原正樹(EG)、穴井忠臣(Per)、ジェイク・H・コンセプション(Sax)という、日本を代表する作家・名プレイヤーたちが手掛けている。
また同曲は、岩崎宏美、広瀬香美、中森明菜、稲垣潤一らもカバー。最近では人気声優の中島愛、Ms.OOJA、藤井風らもカバーして話題となった。