投稿日 : 2020.12.28
沖野修也(音楽家/DJ)が選ぶ2020年のベスト3枚
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KYOTO JAZZ MASSIVE名義でリリースした「ECLIPSE」は、英国国営放送BBCラジオZUBBチャートで3週連続No.1の座を日本人として初めて射止めた。これまでDJ/アーティストとして世界40ヶ国140都市に招聘されただけでなく、CNNやBILLBOARD等でも取り上げられた本当の意味で世界標準をクリアできる数少ない日本人音楽家の一人。音楽で空間の価値を変える”サウンド・ブランディング”の第一人者として、映画館、ホテル、銀行、空港、レストラン、インテリア・ショップ等の音楽プロデュースも手掛けている。2009年にはインテンショナリーズが設計したユナイテッド・シネマ豊洲の音楽監修でGOOD DESIGN賞を受賞。2015年、ジャズ・プロジェクトKYOTO JAZZ SEXTETを始動。名門をブルー・ノートよりリリース。2016年1月にPop Up専門の書店、Jazzy Booksを設立。2017年6月、KYOTO JAZZ SEXETのセカンド・アルバム『UNITY』を発表。同年フジ・ロック・フェスティバル~Field Of Hevenステージにも出演。2018年7月にはDJとして名門モントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演を果たした。2019年には店内音楽の選曲を担当した代々木上原のレストランSioが、ミシュランの一つ星を獲得している。著書に、『DJ 選曲術』や『クラブ・ジャズ入門』、自伝『職業、DJ、25年』等がある。現在、有線放送内I-12チャンネルにて”沖野修也 presents Music in The Room”を監修中。World Wide FM~WWKyoto(毎月第二月曜放送)レギュラー。GQ Japanオフィシャル・ブロガー。2020年12月23日に渋谷ストリーム1FにオープンするThe Room COFFEE & BARのプロデュースも担当している。
Jamael Dean
『Ovlibion』
ここまで本格的なジャズがStones Throwからリリースされたことの衝撃。聴かせるジャズでここまで先鋭性と時代性を兼ね備えたことにも驚愕。今ジャズとも南ロンドンのジャズとも異なる表現に新しいジャズの可能性を感じる。そして、その後に出たソロと比較して改めてレーベルの存在感も再認識。
Matthew Halsal
『Salute To The Sun』
Go Go Penguinを輩出したGondwana Recordsからリリースされたレーベル主宰者のソロ作も独自路線を貫いた力作。2019年にロンドで彼のライブを観て新作を期待していたが予想を裏切らない出来だった。優雅で崇高で深淵な音楽性は孤高にして寛容。健康を取り戻した後の創作欲が秀逸。
Adrian Younge and Ali Shaheed Muhammad
『Jazz is Dead』
レジェンドとコラボした一連のシリーズがどれも素晴らしい。オリジネイターへの憧憬と尊敬のみならず、研究と共鳴がブレンドされた結果、理想的な現在形のジャズを産み出した。また、影響下にありながら、AdrianとAliの世界を見事に構築している辺りが流石としか言いようがない。来日して欲しいな。
-沖野修也さんからのお知らせ-
The Room YEAR-END PARTY
■日時:2020年12月31日 17:00〜22:00
■場所:The Room
■料金:2000円(グラスシャンパンまたはグラスワイン付)
※インビテーションはお使いいただけません
■DJ:
SHUYA OKINO (KYOTO JAZZ MASSIVE)
DJ JIN (RHYMESTER)
DAISUKE KURODA (kickin)
RYUHEI THE MAN (AT HOME SOUND)
DJ KAWASAKI (KAWASAKI RECORDS)
SHACHO (SOIL&”PIMP”SESSIONS)