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秦野邦彦(ライター)が選ぶ2020年のベスト3枚

秦野邦彦
ライター
1968年生まれ。テレビブロス、映画秘宝、フィギュア王、音楽ナタリー、OPENERSなどで音楽、映画、テレビ、フィギュア関連記事を寄稿。構成担当書籍にPerfume『Fan Service[TV Bros.]』(東京ニュース通信社)など。

2020年は、ジャケ買いしてアタリだった(思わぬ拾い物だった)3枚を選びました!

THIBAULT
『Or Not Thibault』

元ミニマム ・チップスのフロントウーマン、Nicole Thibault(ニコール・ティボー)のソロプロジェクト・デビュー作は、ステレオラブのティム・ゲインも太鼓判を押す心地よいクラウト・ポップ。よく見るとジャケットの文字が、岩陰に隠れたバンドメンバーの手持ちなところもDIY感溢れて好印象。


Trixie Mattel
『Barbara』

日本でもNETFLIXで視聴可能なリアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』で一躍人気者となったトリクシー・マテルの3rdアルバム。個性的なメイクだけにとどまらずSSWとしても才能を存分に発揮し、本作ではA面4曲が80年代ポップ、B面4曲がカントリーの二部構成で美メロを聴かせてくれる。


TENNIS
『SWIMMER』

ブルーアワーなジャケが凛として美しい、コロラド州デンバーの夫婦デュオ3年ぶり5作目のアルバム。カーペンターズ、キャロル・キング、シーナ・イーストンのエッセンスを感じさせる憂いを帯びた70年代・80年代サウンド満載。なかでもテンポチェンジが大胆な「Need Your Love」はたまらない。

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