投稿日 : 2021.01.22
「クレオパトラの夢」演奏シーン先行解禁!『心の傷を癒すということ《劇場版》』1月29日より全国順次公開
©映画「⼼の傷を癒すということ」製作委員会
NHKで放送され話題となったドラマ「心の傷を癒すということ」(NHK総合、2020年1月放映/全4話)の映画化が決定。本編を再編集した劇場版が1月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
本作は精神科医・安克昌(あん かつまさ)⽒の著書『⼼の傷を癒すということ 神⼾・・・365⽇』(第18回サントリー学芸賞受賞)を原案としたヒューマンドラマ。1995年の阪神・淡路⼤震災時、自ら被災しながらも被災者の「⼼のケア」のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医の半⽣が描かれる。
主演・柄本佑はジャズピアノに悪戦苦闘…
主人公の精神科医(安和隆)役を演じるのは柄本佑。その妻役に尾野真千子。親友役の濱田岳、兄役の森山直太朗らが脇を固める。作中では、主人公が大学時代にジャズバンドを結成し、仲間たちと演奏する様子も描出。このシーンが、1月22日「ジャズの日」にあわせて公開された。
⾼校時代、⾃分のアイデンティティやこれからの進路など悩み多き安⻘年。夜の公園で親友の湯浅(濱⽥岳)と悩みを語らいながら、精神科医への道を歩んでいく。そんな彼が愛したのが読書とレコード、そしてジャズ。セロニアス・モンクのレコードを貸した湯浅から「ジャズピアノ好きなん?」と尋ねられた安は「⼤学⼊ったらやろうと思ってんねん」と答える。無事、医学部に進んだ⼆⼈は、ジャズバンドを組むようになり、安はピアノを、湯浅はサックスを担当する。ジャズバーで演奏する彼らはプロ級の腕前。演奏が終わると客から拍⼿喝采を浴びるーー
主人公(安和隆)役を演じた柄本佑はピアノ初挑戦。撮影の2ヶ⽉以上前から練習し、撮影中もホテルの部屋でも練習を重ねたという。ところが、撮影中に弾く曲のオファーも増えていき「本当に難しかった!」と苦笑するほど。
この場⾯で演奏される曲はバド・パウエルの「クレオパトラの夢」。セロニアス・モンクとバド・パウエルは実際に安氏が好きだったアーティストとのことで、“原作者本人の⽣きざまや思いが、バド・パウエル⾃⾝の背景と重なる”と、制作スタッフによりセレクトされたという。
「⼼の傷を癒すということ≪劇場版≫」
ストーリー
幼少期に⾃分のルーツが韓国にあると知って以来、⾃分は何者なのか模索する安和隆(柄本佑)。やがて、⼈の⼼に関⼼を持ち、⽗(⽯橋凌)に猛反対されるも精神科医の道を志す。そんな中、映画館で出会った終⼦(尾野真千⼦)と恋に落ちる。精神科医となった和隆は、終⼦とおだやかな家庭を築いていた。しかし、第⼀⼦が誕⽣してまもなく、⼤地震が神⼾の街を襲う。和隆は避難所で多くの被災者の声に⽿を傾け、⼼の傷に苦しむ⼈たちに寄り添い続け、「⼼のケア」に奔⾛する。 5年後、街は徐々に復興を遂げ、和隆も新しい病院に移り、理想の医療に燃えていたが、ある⽇、和隆にがんが発覚する──。
作品情報
■出演: 柄本佑 尾野真千⼦、濱⽥岳、森⼭直太朗、浅⾹航⼤、清⽔くるみ、上川周作、濱⽥マリ、⾕村美⽉、趙珉和、内場勝則、平岩紙 /キムラ緑⼦、⽯橋凌、近藤正⾂
■主題歌: 森⼭直太朗「カク云ウボクモ」(UNIVERSAL MUSIC)
作詞・作曲:森⼭直太朗、編曲:世武裕⼦
■原案: 安克昌「⼼の傷を癒すということ 神⼾…365 ⽇」 (作品社)
■脚本: 桑原亮⼦ (NHK・FM シアター「冬の曳航」で⽂化芸術祭優秀賞・ギャラクシー奨励賞受賞。)
■⾳楽: 世武裕⼦ (映画『⽇⽇是好⽇』『⽣きてるだけで、愛。』・連続テレビ⼩説『べっぴんさん』など)
■配給:ギャガ
■配給協⼒:⼤⼿広告(ギャガ⻄⽇本事務所)
2021年1⽉29⽇(⾦)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー