映画『アート・オン・スクリーン』が1月29日(金)より全国順次公開される。本作『アート・オン・スクリーン』は、“映画館の大画面で美術を楽しむ”というコンセプトで制作されたアート・ドキュメンタリーシリーズで、2018年に『ミケランジェロ:愛と死』、『私は、クロード・モネ』、『フィセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点』の3作品が日本で連続公開され、多くの美術ファンをうならせた。
今回、3年ぶりの新ラインナップとなる本作のテーマは「時代を創った芸術家たちの作品とその背景」。美術史に燦然と輝く功績を残し、今なお影響を与え続けているレオナルド・ダ・ヴィンチ、パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロがラインナップされ、『天才画家ダ・ヴィンチのすべて』『ピカソがピカソになるまで』『フリーダ・カーロに魅せられて』の3作品を一挙同時公開。偉大な芸術家のほとばしる情熱、息づくタッチを映画館の大画面で体感できる。
プロデューサーは、エミー賞やBAFTAの審査員を務め、本シリーズ第1弾も手がけているフィル・グラブスキー。2021年1月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。
以下、プレスリリースより抜粋
「天才画家ダ・ヴィンチのすべて」(原題Leonardo: The Works)
世界で最も有名な芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチ。『モナ・リザ』、『白貂を抱く貴婦人』などの他、議論の的となっている『サルバトール・ムンディ』など、彼の作と称される現存する絵画、全作品を世界8か国にて収録することに成功。
ダ・ヴィンチの芸術の真髄を通して、彼の人生を改めて辿り、世界有数のキュレーター、批評家、歴史家の助けを借りて、その歴史と芸術的な成果をいまだかつてないスケールでお届けする。
「ピカソがピカソになるまで」(原題Young Picasso)
20世紀を代表する美術界の巨匠パブロ・ピカソ。ピカソはいかにして「ピカソ」となっていったのか?美術教師の父の影響のもと技術を磨いた幼少期、愛と人生に苦悩し新たな表現を模索し続けた「青の時代」、「ばら色の時代」。そして彼が25歳の時には、後に“現代絵画の出発点”といわれるようになる『アヴィニョンの娘たち』が描かれる。若き日のピカソに大きな影響を与えたマラガ、バルセロナ、パリの3都市をめぐり、ピカソの人生の旅とその痕跡を詳細に追い、彼が天才に至るまでの道のりを辿っていく。
「フリーダ・カーロに魅せられて」(原題Frida Kahlo)
フェミニスト、革命家、そして自由な恋愛のアイコンでもあるフリーダ・カーロ。
しかし、アーティストとしての彼女を、私たちはどれだけ「本当に」知っているだろうか?
悲劇に見舞われる一方で、楽観主義者でもあったフリーダの激動の人生が、彼女の絵画作品には収められているが、本作ではさらに、彼女の画家としての才能を掘り起こし、彼女の日記や書簡を紐解き、魅惑的で壊れやすくも、激しく燃えたフリーダの魂を解き明かしていく。