角銅真実と山城大督による「幼稚園のコンセプトムービー」が話題に

音楽家・打楽器奏者の角銅真美と、美術家・映像作家の山城大督が共作した、私立幼稚園「いまむらこどもえん」（大阪府高槻市）のコンセプトムービーが同園WEBサイト及びYouTubeチャンネルにて公開された。

楽曲は同ムービーのために角銅が書き下ろした「いつのま」。同曲のもつユニークな時間感覚と、マジックのような瞬間を捉えた映像が融合し、いまむらこどもえんで過ごす子どもたちの日々を瑞々しく描き出している。

角銅真実はシンガーソングライターとして活動するほか、パーカッション奏者としてcero、原田知世、ORIGINAL LOVEなど、これまでにさまざまなアーティストのサポートを務め、多方面で高い評価を受けている新進気鋭の音楽家。山城大督は「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」（森美術館、2016）への参加など美術家として注目を集め、さらに「蓮沼執太 / Hello Everything」（2012）のMVなど映像ディレクターとしても活躍している。

いまむらこどもえんは学校法人今村学園が運営する大阪府高槻市の幼保連携型認定こども園。高槻市では最も古い私立幼稚園であり、2023年（令和５年）に創立90周年を迎える。「生きること学ぶことの根っこを育てる」を目標に掲げ、園バスで駅前の本園から里山へ日々でかけるなど特徴的な取り組みで知られている。これまでにはロゴデザインをイラストレーターのNoritakeが、WEBサイト・ビジュアル冊子を写真家 成田舞とデザイナー 坂田佐武郎（共にNeki inc.）が手掛けるなど、さまざまな創作者と共同しながらビジュアル・アイデンティティを作り上げてきた。

■URL

いまむらこどもえん https://www.imamura-gakuen.ed.jp/
公式YouTubeチャンネル https://youtu.be/PdaFD11BxeU

■コンセプトムービー・クレジット

音楽： 角銅真実
映像ディレクター： 山城大督
ディレクター：中本真生（UNGLOBAL STUDIO KYOTO）

■Profile

角銅真実　Manami Kakudo
長崎県生まれ。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉 など身の回りの気になるものを用いて、自由な表現活動を展開中。自身 のソロ以外にバンドceroや原田知世など様々なアーティストのライブサ ポート・レコーディングに携わるほか、映像、舞台、ダンスやインスタ レーション作品への楽曲提供・音楽制作を行っている。2020年1月、初め て「うた」にフォーカスしたソロアルバム『oar』（ユニバーサルミュー ジック）を発表。2020年7月にはBunkamuraシアターコクーンで上演され た演劇作品『プレイタイム』の音楽を担当。

 

山城大督　Daisuke Yamashiro
美術家・映像作家。映像の時間概念を空間やプロジェクトへ応用し、そ の場でしか体験できない《時間》を作品として展開する。2006年より アーティスト・コレクティブ「Nadegata Instant Party」を結成し、全国各地で作品を発表。また、山口情報芸術センター [YCAM] にてエデュ ケーターとして、オリジナルワークショップの開発・実施や、教育普及 プログラムを多数プロデュース。京都芸術大学専任講師。豊中市立文化 芸術センター プログラム・ディレクター。第23回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品受賞。