コロナは無くならず、人間のほうがウィルスに順応していってる感じですが、音楽は今年もいい作品が大量に出ていて追いきれない感じでした。SAULTとCLEO SOL、 SAM GENDELとSAM WILKES、JOHN CARROLL KIRBY、JEFF PARKERなんかもよかったですがすでに評価が高いので、あんま評価されてない奴らを上げてみました。
渡辺信一郎
アニメーション監督
アニメーション制作会社サンライズにて演出や絵コンテ制作でキャリアを積み、1994 年にOVA「マクロスプラス」で監督デビュー(共同監督)。1998年にはTVシリーズ「COWBOY BEBOP」、2004年「SAMURAI CHAMPLOO」など海外でも話題になった作品を手がける。その後も、2014年「残響のテロル」、2017年「ブレードランナー ブラックアウト 2022」、2019年「キャロル&チュースデー」など話題作を発表し続けている。
「新作TVシリーズをずっと製作中。完全オリジナル作品で、遠からず発表される予定です」
PATRICK HOLLAND
『YOU’RE THE BOSS』
いままでPROJECT PABLO名義でフローティングなハウスをやってた人で、そっちも好きでしたが、今回ソロ名義で突然、青春胸キュンポップをやってて、これも素晴らしいです。SUZANNE KRAFTやJACK Jも同様に突然青春アルバムを出してて、年を取ってもこういう音楽にときめく気持ちはあるのだなと。
OREN AMBARCHI
『LIVE HUBRIS』
エクスペリメンタル系の人で、チョコっと聞いてたぐらいの人でしたがいつの間にか進化してて、ジム・オルークも参加したこの15人編成のライヴはちょっとアバンギャルド版E2-E4みたいな感じで面白い作品でした。
MOVE D
『ALL YOU CAN TWEAK』
90年代初頭から30年来ずっと活動してる大ベテランで、アンビエント、ジャズ、ディスコと何でもやる人ですが一貫してクオリティが高い音職人です。この出たばかりの新作も、一音一音が研ぎ澄まされた、いぶし銀テクノで素晴らしいです。あと、この人のやってたSOURCE RECORDINGというレーベルの、2000年代初期にリリースしてた作品(初期エレクトロニカ、クリック、ミニマルハウスなど)は20年後のいまにジャストフィットします。