投稿日 : 2023.12.30

沖野修也 が選ぶ「2023年のベスト」3作品

沖野修也
【特集】あの人が選んだ「2023年のベスト3」

沖野修也
音楽プロデューサー/選曲家/作曲家/執筆家/ラジオDJ/The Roomオーナー
DJ/アーティストとして、これまで世界40ヶ国140都市に招聘。ジャズ・プロジェクトKYOTO JAZZ SEXTET、Kyoto Jazz Massive としての活動でも知られる。2022年から2023年にかけて、Kyoto Jazz Massive with Echoes Of A New Dawn Orchestra名義でバンドとしてヨーロッパツアーを敢行。現在、InterFM『Tokyo Crossover Radio』にて番組ナビゲーターを担当中(毎週金曜日22時)。有線放送内I-12チャンネルにて”沖野修也 presents Music in The Room”を監修。2024年にKyoto Jazz Massiveがデビュー30周年を迎える。

Ancient Infinity Orchestra
『River of Light』

Ancient Infinity Orchestra『River of Light』

Leedsを拠点に活動するグループのデビュー作。Matthew Halsal率いるGondwana Recordsからのリリースになるが、ある意味ボスよりもスピリチュアルかもしれない。Pharoah Sandersの”ピース”サイドの影響を感じさせつつも、UK特有の憂いを帯びた作風が魅力。大所帯のバンドだが、来日公演を期待したい。


Matthew Halsall
『An Ever Changing View』

Matthew Halsall『An Ever Changing View』

UKのスピリチュアル・ジャズと括られる事の多かったMatthew Halsallだが、大きく進化した新作が発表された。アンビエント・ミュージックのエッセンスを色濃く反映し、リズムの新しさやソリストのキャラにフォーカスされがちな現行ジャズとの差別化を図ったとも言えよう。こちらも熱烈の来日公演希望!


Miguel Atwood-Ferguson
『Les Jardins Mystiques, Vol.1』

Miguel Atwood-Ferguson『Les Jardins Mystiques, Vol.1』

Kamasi WashingtonからQuincy Jonesまで様々なアーティストに信頼され、起用されてきたMiguel Atwood-Fergusonの新作は50曲を超える超大作! しかも、これ3部作の第一弾で、この後二弾、三弾のリリースで総合計10時間を超えるそうだ。ジャズとポストクラシカルの華麗なる融合。

2024年2月21日 ニュー7インチ・リリース
Substream / Echoes Of A New Dawn Orcestra
c/w
This Feeling(Mochi Men Remix) / Kyoto Jazz Massive