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特別写真展『ジャズの肖像』開催─ジャズ写真家 阿部克自 生誕95周年記念

阿部克自写真展

ジャズ写真家として知られる阿部克⾃の生誕95周年を記念し、特別写真展『ジャズの肖像』2024年7月19日(金)より開催される。今回の写真展は、東京・東中野のレコード・ショップ「JUDGMENT! RECORDS」とのコラボレーション企画で、会場も同店。入場は無料となっている。

阿部克⾃(1929-2008)は、⽇本初のジャズ写真家として活躍。数多くの著名ジャズミュージシャンを撮影してきた。ミュージシャンとの親交も深く、被写体が⼼を許した者のみに⾒せる素顔の魅⼒を捉えた貴重な写真が今もなお評価されている。

今回の写真展はモノクロ写真を中心とした展示構成で、阿部自ら独⾃の技法でプリントしたオリジナル作品の展⽰・販売も⾏う。

以下、プレスリリースより


阿部克⾃⽣誕95周年特別写真展“ジャズの肖像”@JUDGMENT! RECORDS

◾️開催期間:2024年7⽉19⽇(⾦)〜8⽉18⽇(⽇) 11:00〜20:30

◾️開催場所:JUDGMENT! RECORDS
〒164-0003 東京都中野区東中野1丁⽬57番6号 福⼭ビル2F
⼊場料無料

◆額装展⽰/販売
デューク・エリントン/マイルス・デイヴィス/ビル・エヴァンス/チェット・ベイカー/穐吉敏⼦他約20点額装展⽰予定

◆特別展⽰/販売作品-Jazz Chrome
・阿部克⾃⽒が独⾃の技法を使ってプリントしたJazz Chromeのオリジナル作品
・世界初の販売
・この世に同じプリントは2つと無い、⾮常に希少価値の⾼い貴重な作品
・通常の現像のプロセスより複雑
・“Jazz Chrome” の⽂字が⼊っています
※写真展開催期間中、展⽰作品などの販売を⾏います。

<阿部克⾃プロフィール>
ジャズ・ミュージシャンを撮影し続け、写真家・グラフィックデザイナー・プロデューサーとしてジャズシーンに多⼤なる貢献を果たした阿部克⾃。
1929年 東京・早稲⽥⽣まれ。1940年に紀元2600年全国児童絵画展で⽂部⼤⾂賞銀賞を受賞。1945年に海軍兵学校に⼊校(78期)。この時期に⽶軍の英語放送を聴き、ジャズの魅⼒にはまる。その後、1948年に旧制早稲⽥中学卒業、1951年に旧制早稲⽥⼤学卒業。翌1952年にはBOAC(英国海外航空会社︓現在のブリティッシュ・エアウェイズの前⾝会社)に就職。1953年頃よりレコード・ジャケットのデザインと写真をメインに活動。また、ジャズのDJとしてラジオ番組も持つことになった。
1960年初頭からカヴァー・アートの研究のため渡⽶するようになり、ニューヨークを拠点に活動するようになる。1986年4⽉29⽇のデューク・エリントンの誕⽣⽇に合わせて発⾏されたアメリカの記念切⼿(22セント)に作品が使⽤され話題を呼ぶ。2005年には、⽇本⼈として初めてジャズ写真家の最⾼の栄誉「Milt Hinton Award」を受賞。名実ともに世界的な写真家となる。2008年9⽉17⽇ 肺炎のため死去、享年78歳。
2017年12⽉から2カ⽉間に渡り銀座のリコーイメージングスクエアA.W.P.にて、没後10周年を記念する写真展「JAZZの肖像ポートレイチャーズ」が開催され、同名の写真集も発売。その後も、阿部の功績を讃える写真展が、札幌、京橋で開催された。
◾️主な著書︓
NEW YORKに⾏きたい(1984年)
JAZZ GIANTS-Visons of The Great American Legend (1986年)/写真集
パーカーの⼦守歌 -とっておきのジャズ体験- (1994年)
50 JAZZ GREATS FROM HEAVEN (1995年)/写真集
JAZZの肖像 ポートレイチャーズ(2017年)/写真集
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