投稿日 : 2024.09.02

坂本龍一トリビュート─伊藤ゴロー + ジャキス & パウラ・モレレンバウムによる “MJFJ ジョイント企画” 開催

坂本龍一トリビュートツアー

Photo by Great The Kabukicho

音楽フェスティバル『モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2024』が今年12月6日(金)~12月8日(日)の日程で開催。メイン会場は「ぴあアリーナMM」(横浜市)となるが、近隣のホールでも提携イベントが実施される。そのひとつが「JAQUES MORELENBAUM, PAULA MORELENBAUM & GORO ITO 〜Tribute to RYUICHI SAKAMOTO〜」。

出演メンバーは、伊藤ゴロー(g)、 ジャキス・モレレンバウム(cello)、パウラ・モレレンバウム (vo)、小川慶太(ds)、佐藤浩一(pf)、角銅真実(per)、伊藤彩 (vln)。

このステージは、昨年3月に逝去した坂本龍一を偲んで、生前の坂本と親交のあった伊藤ゴローやパウラ・モレレンバウム、ジャキス・モレレンバウムを中心に、才気あふれる音楽家たちが出演するスペシャルな企画。日程は2024年12月6日(金)、ビルボードライブ横浜にて行われる。

運命に導かれ坂本龍一さんに出会い、一緒にアルバムをつくり、世界中を旅し、あちこちの素晴らしい劇場やフェスティバルで共演し、とても親しくさせていただいてきました。坂本さんと過ごした日々をまるで今日のことのように感じますし、彼との思い出は今でも私たちの魂を満たしてくれます。今回坂本さんへのトリビュート公演をしたいと着想してから真っ先に伊藤ゴローさんとジャキスに声をかけました。ゴローさんは素晴らしいミュージシャンであり、ブラジルのスピリッツを美しく体現するギターにいつも心奪われています。そしてジャキスは、私を坂本龍一さんに紹介してくれた張本人なのです。今回のトリビュート公演には、素晴らしい日本のミュージシャンたち、そしてスペシャルゲストも参加してくださいます。みなさんそれぞれのかたちで坂本さんとの結びつきがあります。今回お届けする坂本さんの楽曲、そして坂本さんと一緒に演奏してきたジョビンの楽曲で、会場のみなさまを愛で包みたいと思います。ご逝去から 1 年以上たったいま、悲しみはまだ癒えませんが、こうして日本で坂本さんへのトリビュート公演ができることをとても嬉しく思います。(パウラ・モレレンバウム)

久しぶりに日本に戻り、偉大なる師そして友人でもある坂本龍一さんへトリビュートしたコンサートができることを大変楽しみにしていますし、いろいろな想いに溢れています。先日、坂本さんと共通の友人から、坂本さんが私のことを「ブラザー」だと思っていたということを聞きました。まったく同じように、坂本さんは私にとって「ブラザー」です!そして今回のトリビュート公演で、私のもうひとりの日本の「ブラザー」である伊藤ゴローさんとご一緒できることをとても嬉しく思います。私をゴローさんに紹介してくれたのはまさに坂本さんなのです。ツアーが楽しみでたまりません。(ジャキス・モレレンバウム)

motrlenbaum2 sakamoto “ casa”での教授の試みは、”聖なる隠れ家” であったボサノヴァからジョビンの作曲を現(あらわ)にすることだったと思う。コンサートで教授のフィロソフィーを表現できたらと思っている。(伊藤ゴロー)

なお、このメンバーを中心にした全国ツアーも実施される(会場により出演メンバーの変更あり)。


Montreux Jazz Festival Japan special live @ Billboard Live Yokohama

JAQUES MORELENBAUM, PAULA MORELENBAUM & GORO ITO 〜Tribute to RYUICHI SAKAMOTO〜

日時2024年12月6日(金)

1st ステージ/開場16:30 開演17:30
2nd ステージ/開場19:30 開演20:30

会場ビルボードライブ横浜
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F

■チケット:

※ご飲食代は別途ご精算となります。
DX シートカウンター 10,100円
S指定席 10,100円
R指定席 9,000円
カジュアルセンターシート 9,600円(1 ドリンク付)
カジュアルサイドシート 8,500円 (1 ドリンク付)

■チケット発売日

2024/9/16(月祝)正午12:00=Club BBL 会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2024/9/23(月祝)正午12:00=一般予約受付開始(ビルボードライブ/e+/ぴあ)

出演者

伊藤ゴロー

Photo Takashi Homma
Costume minä perhonen

青森市出身の作曲家、ボサノヴァ・ギタリスト、音楽プロデューサー。
ボサノヴァ・フィーリングを感じさせる独自の楽曲で、ロック〜クラシック〜ミニマルとジャンルを横断し、高度な構築力を持ちながら、心地よく楽しめる音楽世界を探求。編曲においては、独特のハーモニーからコードの魔術師と呼ばれる。ソロ活動以外にも、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏との共演や、ブラジルのミュージシャンとも親交が深く、ジャキス&パウラのモレレンバウム夫妻との共演は海外でも話題を呼んだ。近年のプロデュース作品は、原田知世『恋愛小説4〜音楽飛行』(2023)、『fruitful days』他。映画音楽『桜のような僕の恋人』(2022)、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(2024)など、映像との音楽も多数手がける。
2006 年、自身が企画した『ペンギンカフェオーケストラ・トリビュート』をきっかけに坂本龍一氏との交流がはじまった。2008 年、ボサノヴァ・デュオnaomi & goro のアルバム『BossaNova Songbook 1』を坂本氏のレーベルcommmons からリリース。その後、坂本氏からジャキス・モレレンバウムを紹介され、リオデジャネイロで『Bossa Nova Songbook 2』『passagem』を録音。坂本氏もピアノで参加。

■ジャキス・モレレンバウム

ジャキス・モレレンバウム1954年生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ出身のチェロ奏者。
父は指揮者、母はピアノ教師という音楽一家に育つ。10代でビートルズに熱中し、20歳の時にプログレ・バンド、バルカ・ド・ソルのチェリストとしてデビュー。その後、ミュージシャン、アレンジャー、プロデューサーとして、アントニオ・カルロス・ジョビン、カエターノ・ヴェローゾ、カルリーニョス・ブラウンと共演し、ジスモンチからスティングまで、数多くのアーティストとの共演歴を誇る。
坂本龍一氏とは、カエターノ・ヴェローソからの紹介をきっかけに93年のコンサートで初共演。その後、1996年にエバートン・ネルソン(Vn)とのトリオでワールドツアーを行い、アルバム『1996』をリリース。2001年には妻のパウラ・モレレンバウンと共に、アントニオ・カルロス・ジョビンが生前に愛用していたスタジオと楽器を使い、ジョビンの楽曲を録音したアルバム『CASA』をリリースした。2011年には再びピアノ、チェロ、ヴァイオリンでのトリオ(ヴァイオリンはジュディ・カン)でヨーロッパツアーを行い、2012年に「THREE」をリリース。坂本氏とは、音楽のパートナーとして交流を深め続けた。

■パウラ・モレレンバウム

パウラ・モレレンバウム1962 年、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ。ボサノヴァの巨匠アントニオ・カルロス・ジョビンが惚れ込んだ歌声をもつ現代ボサノヴァ界のカリスマ・シンガー。ジャキス・モレレンバウムの妻でもある。
1987年より約10年以上に渡り、夫ジャキスと共にジョビンのグループ、バンダ・ノヴァで活躍後、ジャキスのプロデュースで1st アルバム『Paula Morelenbaum』を1992年にリリース。1995年に発売した坂本龍一のアルバム『Smoochy』のうちの3曲にゲストとしてフィーチャーされた。01年には、坂本龍一、ジャキスとのMORELENBAUM2/SAKAMOTO名義で、ジョビンに捧げるアルバム『CASA』を発表、米国のビルボード誌によって2001年のベスト10 アルバムにも選出されるなど世界的なヒットとして注目を集めた。

■佐藤浩一

Koichi Satoピアニスト/作曲家/編曲家。1983年生まれ。神奈川県横浜市出身。洗足学園音楽大学、バークリー音楽大学卒業。ジャズ/即興/室内楽/ポストクラシカル/ポップス/映画音楽など幅広いフィールドで活動。
繊細なタッチで研ぎ澄まされた音色を放つピアニストとして、伊藤ゴロー、福盛進也、挾間美帆m_unit、原田知世、象眠舎などに参加。TV アニメ「青のオーケストラ」(2023年)の劇中音楽のピアノ演奏を担当。作曲家としても数多くの楽曲を発表、2021年には全て自らの作曲による2枚組のアルバム『Embryo』をnagalu からリリース。2024年にはマリア・シュナイダーの特別編成チェンバー・オーケストラで日本初演の作品を演奏するなど、クラシックにも演奏の幅を拡げている。

■小川慶太

Keita Ogawa82年生まれ長崎県佐世保市出身。15歳のときにドラムをはじめる。高校卒業後神戸にある甲陽音楽学院で2年間学ぶ。その後東京で2年活動した後2005年渡米。その年の秋にバークリー音楽学院に専攻をドラムセットからハンドパーカッショ ンに変えて入学。そして2007年ブラジルのリオデジャネイロで3ヶ月、ブラジル音楽シーンにおいて重要な ジョルジーニョ・ド・パンデーロ、セルシーニョ・シルバ、キコ・フレイタス、マルシオ・バイーアなどに師事する。渡米後、ヨーヨーマをはじめ、アサド兄弟、セシル•マクロリン•サルヴァント、レ•ヌビアンズ、 マリア・シュナイダー・ジャズオーケストラ、スナーキー・パピー、チャーリーハンター、バンダマグダ、ボカンテ、ボストン・シンフォニーオーケストラ、日本では、MISIA、 原田知世、 佐藤竹善、 J-Squad (報道ステーションテーマソング担当)などジャンルを超えて現在の音楽シーンを代表する世界のトップアーティストたちと共演し続けている。これまでに3度のグラミー賞受賞、5度のグラミー賞にノミネートされている。

■角銅真実

音楽家、打楽器奏者。長崎県の山と川に囲まれ育つ。マリンバをはじめとする様々な打楽器、自身の声、言葉、さまざまな身の回りのものを用いて、楽曲制作やパフォーマンスなど自由な表現活動を展開している。
2022年には、映画『よだかの片想い』主題歌「夜だか」を配信リリース。 2024年1月には、4年ぶりのソロアルバム「Contact」をリリースした。

 

■伊藤彩

Aya Ito

5歳よりヴァイオリンを始める。
東京音楽大学付属高等学校を卒業後、ウィーン市立音楽院での2年間の留学期間を経て東京音楽大学を卒業。
卒業後はアーティストのライブサポート、レコーディングを主に活動している。

 

 

 

 


【ツアー概要】

大阪公演
JAQUES MORELENBAUM, PAULA MORELENBAUM & GORO ITO
~Tribute to RYUICHI SAKAMOTO~
【日時】 2024 年 12 月 3 日(火)
1st ステージ 開場 16:30 開演 17:30 / 2nd ステージ 開場 19:30 開演 20:30
【会場】 ビルボードライブ大阪
〒530-0001 大阪市北区梅田 2 丁目 2 番 22 号 ハービス PLAZA ENT B2
【チケット】 ※飲食代は別途精算
BOX シート ¥21,300(ペア販売)
S 指定席 ¥10,100
R 指定席 ¥9,000
カジュアルシート¥8,500 (1 ドリンク付)
【チケット発売日】
2024/9/16(月祝)正午 12:00=Club BBL 会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2024/9/23(月祝)正午 12:00=一般予約受付開始(ビルボードライブ/e+/ぴあ)
【お問合わせ】 06-6342-7722 (ビルボードライブ大阪)

静岡公演
伊藤ゴロー + ジャキス & パウラ・モレレンバウム
〜Tribute to Ryuichi Sakamoto〜
【日時】 2024 年 12 月 4 日(水) 19:00 開演
【会場】 静岡県コンベンションアーツセンター/グランシップ 中ホール・大地
〒422-8019 静岡市駿河区東静岡二丁目 3 番 1 号
【チケット】 一般 5,000 円 こども・学生 1,000 円
【チケット発売日】 友の会 9 月 1 日(日)〜/一般 9 月 8 日(日)〜

横浜公演
Montreux Jazz Festival Japan special live @ Billboard Live Yokohama
JAQUES MORELENBAUM,PAULA MORELENBAUM & GORO ITO
~Tribute to RYUICHI SAKAMOTO~
【日時】 2024 年 12 月 6 日(金)
1st ステージ 開場 16:30 開演 17:30 / 2nd ステージ 開場 19:30 開演 20:30
【会場】 ビルボードライブ横浜
神奈川県横浜市中区北仲通 5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F
【チケット】 ※飲食代は別途精算。
DX シートカウンター ¥10,100
S 指定席 ¥10,100
R 指定席 ¥9,000
カジュアルセンターシート ¥9,600(1 ドリンク付)
カジュアルサイドシート ¥8,500 (1 ドリンク付)
【チケット発売日】
2024/9/16(月祝)正午 12:00=Club BBL 会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2024/9/23(月祝)正午 12:00=一般予約受付開始(ビルボードライブ/e+/ぴあ)

福岡公演
伊藤ゴロー + ジャキス & パウラ・モレレンバウム
〜Tribute to Ryuichi Sakamoto〜
【日時】2024 年 12 月 8 日(日)
【会場】電気ビル みらいホール
〒810-0004 福岡市中央区渡辺通 2-1-82 電気ビル共創館 4F
【チケット】*詳細は 9 月に発表


同時開催決定︕
METROPOLITAN JAZZ VOL.6
Homage to Antonio Carlos Jobim
ボサノバの創始者で、20 世紀を代表する作曲家として『イパネマの娘』『デサフィナード』等
数々の名曲を世に送り出したアントニオ・カルロス・ジョビンが亡くなってから今年で 30 年。
天才⾳楽家ジョビンの⽣涯と⾳楽に想いを寄せるコンサートを開催。

【⽇時】12 ⽉ 5 ⽇(⽊)19時開演
【会場】有楽町 Iʼm a Show
【出演】
naomi & goro
(布施尚美︓ヴォーカル 伊藤ゴロー︓ギター)
ジャキス・モレレンバウム(チェロ)
パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)
坂本楽(フルート)
佐藤浩⼀(ピアノ)
⼩川慶太(ドラムス&パーカッション)

モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン公式サイト:
https://montreuxjazzfestival.jp/

ビルボードライブ横浜
https://www.billboard-live.com/yokohama/show?event_id=ev-20159

ビルボードライブ大阪
https://www.billboard-live.com/osaka/show?event_id=ev-20158