今月初めにニューヨークでおこなわれたデヴィッド・ボウイの追悼イベントで、米ニューウェーヴ・バンド、ディーヴォのフロントマン、マーク・マザーズボーが、デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノとともに残した1977年のジャム・セッション音源の存在を明らかにした。
マザーズボーによれば、同音源はボウイとイーノがプロデュースしたディーヴォのファースト・アルバム『頽廃的美学論(たいはいてきびがくろん)』の制作時、ディーヴォのベーシストが飛行機に乗り遅れ、残ったメンバーがボウイとイーノとともに独ケルンのスタジオでジャム・セッションをおこなったときのものだという
また、同作のマスターテープにはボウイのボーカルとイーノのシンセサイザーが残っており、マザーズボーは「最後のミックスのときにこれらを外したのを覚えている」と語った。また「テープに何が入っているのか見るべきだと思うし、彼らが何をしたのかに本当に興味がある」と語っている。