アンダーワールドのカール・ハイドとリック・スミスが手がけたアート・プロジェクト「MANCHESTER STREET POEM」のショートドキュメンタリー(約12分)が公開された。
同プロジェクトは、今年7月に開催された「マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル」にて地元のチャリティー団体やミュージシャンとコラボレートし制作されたインスタレーション。ホームレスの人々の声を聞き、アートの表現を通して伝えた功績が今回のショート・ドキュメンタリー公開に繋がったという。
制作に1年以上を費やしたという同プロフェクトは、マンチェスターでホームレス経験を持つ人々のストーリーからカール・ハイドが紡いだ言葉の数々とペインティング、マンチェスターの街で集められたサウンドを使用したリック・スミスによる音楽演出で構成されている。
9日間にわたっておこなわれた同インスタレーションの展示には、3500人以上が訪れ、英ラジオ局「BBC 6 Music」や、テレビ番組にも取り上げられた。
カール・ハイドは「【MANCHESTER STREET POEM】の出発点は、ホームレスという言葉で括られ、社会から無視されてしまいがちな人々の声を聞くというものだった。『自分たちの市民に、“彼らと私たち”なんて考えはない。 “私たち”だけだ』というのが我々を導いてくれた信念だった」と語る。
MANCHESTER STREET POEMのショート・ドキュメンタリー
MANCHESTER STREET POEM公式サイト
http://manchesterstreetpoem.com/