日本建築の本質に迫る『建築の日本展:その遺伝子がもたらすもの』が東京・六本木の「森美術館」にて4月25日(水)から9月17日(月・祝)にかけて開催される。
丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家たちが国際的な評価を得ている現在、同展では「可能性としての木造」「 超越する美学」「安らかなる屋根」「建築としての工芸」など、“日本の建築を読み解く鍵”となる9つのセクションから日本建築に脈々と潜む遺伝子を考察していく。
同展の見どころは、千利休作と伝えられる日本最古の茶室建築、国宝『待庵』を原寸スケールで再現したものや、丹下健三の自宅を1/3スケールで再現した巨大模型など。さらに、江戸時代の大工棟梁に伝わった秘伝書、明治初期に制作された擬洋風建築の模型、“近代建築の巨匠”フランク・ロイド・ライトの作品集など、建築史にまつわるさまざまな資料も公開される。
そのほか、クリエイティブ集団「ライゾマティクス・アーキテクチャー」による日本の古建築から現代建築までをレーザーファイバーで再現した新作インスタレーションも体験することができる。
イベント詳細
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/japaninarchitecture/index.html